健康食品の普及について
健康食品は、元々アメリカが発祥とされています。
国民皆保険制ではないアメリカは、病気にかかると高額な医療費がかかります。
そのため医療費の節約のため、病気予防のために健康食品が使われました。
最近では、日本でもサプリメントや健康食品を愛用する人が随分と多くなってきました。
日本でサプリメントや健康食品が盛んに使われるようになったのはそう昔のことではなく、ここ30年ほどの間です。
日本国内でサプリメントの需要が伸びたきっかけは、健康ブームや欧米食の一般化だといいます。
この頃は、スーパーやコンビニの店先でサプリメントが売り出されている光景も当たり前になりました。
名称は様々で、健康食品、健康補助食品、健康ドリンクなど、商品によって多様な名がついています。
サプリメントという言葉が無かった時代にも、健康食品や栄養補助食品は存在していました。
古くからある健康食品として代表的なのが、ビタミンAとビタミンDが摂取できる肝油ドロップなどです。
戦後の日本の学校では、肝油ドロップを生徒に配っていたところもありました。
少ない食事で栄養不足に陥る子どもがいたためです。
戦後の時代と違い、今の日本は食料が豊富にあふれています。
しかし高カロリー食や外食のために生活習慣病や肥満など、様々な問題を抱える人がいます。
ビタミンやミネラルを補給して健康維持につとめたい人や、病気の予防に取り組みたい人が、健康食品を使っているといいます。